1958年のビッグ・バズ作戦(Operation Big Buzz)では米陸軍は、ジョージア州サバンナの黒人住民が大多数を占めるカーバー・ビレッジ地区にで30万匹以上のネッタイシマカを放ち、蚊の拡散能力と人間集団への吸血率を検証した。
1962年のドロップ・キック作戦(Operation Drop Kick)は、数百万匹の蚊を繁殖させて放ち、一連の野外試験をフロリダ州で実施した。研究者たちは蚊がどれくらいの距離を移動できるか、放たれた後にどれくらいの期間生存できるか、そして積極的に人間を探し出して刺すかどうかを調べたのだ。
いずれの実験でも使用された蚊は病原体には感染していなかったが、検証の結果、蚊は空中放出後も生存し、人間を見つけて吸血できることが示され、蚊が生物剤の媒介者として活用できる可能性が確認された