「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。 そんななか著名なミステリー作家が遺したホテル「雪白館」で、密室殺人が起きた。館に通じる唯一の橋が落とされ、孤立した状況で凶行が繰り返される。 現場はいずれも密室、死体の傍らには奇妙なトランプが残されていて――
ある事件において、犯行現場が密室になっている場合、それがいかに構成されたか解かなければ犯人は必ず無罪になる、という判決が下される。これによって日本で密室殺人事件が大流行し、それ専門の探偵が出現した、というのが話の前提
そういうような設定を思いついただけでなく、六つの密室トリックが詰め込まれている。このアイデア量には驚かされる