H3ロケット6号機は、6月12日午前9時53分59秒に種子島宇宙センターから打ち上げられ、ダミー衛星を搭載していた2段目ロケットを予定の軌道に投入したほか、小型衛星6機も分離が確認され、打ち上げは成功しました
H3ロケットは去年12月、8号機に搭載していた衛星の台座に不具合があり、打ち上げに失敗していました。 今回打ち上げられる6号機では、失敗の原因となった衛星の台座を樹脂で補強するなどの対策をしていました
予定通り午前9時53分59秒に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット6号機は、補助ロケットのないシンプルな姿で、まっすぐと宇宙へ上って行きました。メインエンジンLE-9を3基使用した機体からは、薄いオレンジ色の光が伸びていました
今回の6号機では、通常2基の「LE-9」エンジンを3基に増強し、固体ロケットブースタは使わない打ち上げでした。 日本の大型主力ロケットとしては初めて補助ロケットなしで打ち上げられました
固体ロケットブースタを省くことで、1回あたりの打ち上げ費用を約50億円まで抑えるのが目標で、50億円は、H3以前の日本の主力ロケットH2Aのおよそ半分です
今回の打ち上げの主な目的は、メインエンジン3基の「新形態」で、ロケットを予定の軌道に投入できるかどうかの実証と、8号機失敗の原因となった衛星台座で、施した対策が正しく機能するかのデータ収集でした
衛星台座のデータを収集し、太陽同期軌道と呼ばれる高度500kmに、ダミー衛星を搭載した2段目ロケットを投入することが主な目的でした。 このほか、大学や研究機関、企業などが開発した小型副衛星6機の分離も成功しました