小泉進次郎防衛相は17日、中国政府が公表する国防費の透明性に疑問を呈した。日本が「新型軍国主義」を追求していると主張する一方で軍拡を進める中国の姿勢を批判した。 ブルームバーグとのインタビューで述べた。中国が公表する国防費の数字について「本当に事実に基づいていて、根拠があって、透明性が高いものでしょうか」と発言。「疑念を持っている国があるというのも事実だ」とも指摘した
中国は昨年11月の高市早苗首相による台湾有事を巡る国会答弁に反発。日本に対し、輸出規制などの措置を講じた。小泉氏の発言は対日批判を強める中国をけん制したものだ。米政府は中国の軍事予算の実態は公表されている規模よりも大きいと正確性を疑問視している。 中国政府は自国の軍事費が不透明だとの指摘に繰り返し反論してきた。小泉氏の発言について中国外務省にコメントを求めたが、直ちには回答は得られなかった
小泉氏は5月末、シンガポールで演説し、最近の日本の動きを「新型軍国主義」と批判する中国に反論。膨大な核兵器や戦略爆撃機を保有する国が存在するが、そうした兵器を一切持たない日本を「新型軍国主義」と呼ぶのは、奇妙なことではないかと述べていた
ただ、小泉氏はインタビューで、日本は「どれだけ中国と立場が違っても対話を求める」とも述べた。「あらゆる国と立場の違いがあるからこそ、対話の重要性を訴えたい」と話した