守備システム:ケイロス新監督が植え付ける堅牢な可変ブロック
カルロス・ケイロス監督が率いる新生ガーナの最大の持ち味は、特定の形に固執しない実戦的な柔軟性にあります。基本ベースは5バックによる自陣のスペースを埋めるタイトな守備ですが、対戦相手やピッチ上の戦況に応じて4バックへと臨機応変にシステムを可変させます。前任の体制よりも守備の密度を大幅に高め、相手に中央突破を許さないクローズドなエリアを形成。相手を網に引っ掛けてミスを誘い、そこから鋭い一撃を狙う戦術が徹底されています。
特にボールを握られる時間が長くなると予想されるイングランド、クロアチアとの対戦では、無理に前線から追い回して自滅するようなリスクは冒しません。ミドルゾーンに強固な防衛線を設定し、じっくりと耐え忍びながらカウンターの大好機を虎視眈々と窺います。これは指揮官が過去の大会で格上を相手に繰り出し、苦しめてきた得意の ゲームプランそのものです