いま、いるから」伊勢だ。 そう言って、返事も聞かず電話を切った。 一人、自転車を走らせる。 もう何度この道を通ったのだろう。 この道を通るたびに友達が死んでいく。 ポツンとたたずむ公衆電話からの明かりだけがその道を照らす。 ...もっと見る周りには何もない。 何もない? 誰も居なかった。