目線の先には足が見える。 とっさに顔を上げるが、顔が見えない。 助けてくれと叫ぼうとした、が、その足、その足は何も履いていなかったのに気付く。 山中を裸足で歩く人などいない。 さらにその白さに、助けを掛ける人間でないことを理解した。 恐怖した。 ぱん……ぱん……ぱん……ぱん…… ...もっと見る 断続的に叩かれるボックスのガラス。 姿が見えない。 しかし、ぱん、という音がなる瞬間に、暗闇からにゅっと手のひらが現れる