ひとしきり騒いで満足したのか、はたまた飽きたのか。
誰かが、帰るか、と言ったのを合図に帰ろうと自転車にまたがった。
その時、
リーん
と、公衆電話が鳴った。
僕たちはそのあまりに響いた音に固まった。
今更だが、その霊園の近くの道は恐ろしく車や人の気配がなく、静まり返っていることに気付く。
時間は夜中、田舎の山道。
...もっと見る山の中というのは想像する以上に暗い。
公衆電話の蛍光灯だけが周りを照らす唯一の光だ。
規則的な音が妙に大きく聞こえる。
逆説的だが、公衆電話の大きい音が却って静寂を気付かせた