知らない人もいるかもしれないが、公衆電話ボックスは大体が一人しか入れない。
バリアフリー目的の広々としたものは、あまりこういう場所には設置されていない。
ぎゅうぎゅうになりながらも僕たちは中に入ろうとすし詰めになる。
一人になるのが怖かったんだと思う。
少なくとも僕はそうだった。
扉を開け放し、丸井は僕たちにも聞こえるように受話器を取った。
「………………………………み……」
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何かを喋っているのか。
わからないが、聞き取り辛い。
しかし、相手がいることは分かる。
何かを繰り返して言っているようだ