ようやくテレビは消えました。
私は放心状態で天井に貼ったソロモン諸島やパラオなどの航空写真ポスターを眺めていました。
『やっぱ映像ですら駄目なのか。
私にはもう一生涯海の映像を楽しむことすら許されないんだ・・・』
そういった暗澹たる想いが込み上げてきた時です。
ポスターに染みのようなものを見付けました。
それは徐々に広がっていきます。
あの蜃気楼でした。
そいつと目(?)が合ってしまった瞬間。
私は気が付くとパラオの青い海を俯瞰していました。
...もっと見るそれはまるで巨人の目線でした。
そしてこんな想いが込み上げてきました