ハクストン氏は自身に起きた出来事を数年かけて記録し、2011年に『The Dibbuk Box』を出版。箱をアカシア材に金を張った櫃へ封じ、最後は装甲コンテナごと秘密の場所に埋めたと書いている。
この本に目を留めたのがハリウッドだった。サム・ライミ製作、オーレ・ボールネダル監督のホラー映画『The Possession』(2012年)である。
コンサルタントとして立ち会った撮影現場では、照明が理由もなく破裂し、終了の数日後には火災でセットや小道具の一部が焼失したと語られる。劇中で使われた箱のレプリカは、それきり見つかっていない。
2016年、ハクストン氏は箱を心霊調査番組「ゴースト・アドベンチャー」の司会者ザック・バガンズ氏へ譲渡。金額は非公開だ。箱はラスベガスのホーンテッド・ミュージアムに収蔵され、観覧には免責同意書へのサインが求められる