かつて中米の地に栄えたメソアメリカでは、神々を祀る手段として人身御供が広く行われていた。特に穀物の神シペ・トテックなど、幾柱かの神に対する儀式の際は、石器のナイフを用いて生贄の全身の皮を剥がし取り、剥がされた皮を神官が身に纏って踊るなどの儀礼を行っていた。後にエルナン・コルテス率いる一団がアステカ帝国の軍と戦った際は、捕虜にされたスペイン人の中にも生贄として皮を剥がされた者が出たとされる。ただし、これらは純粋に宗教的な動機から行われたものであったため、刑罰を動機とする他の皮剥ぎの例と同列に扱うことは出来ない