懐疑論者が持ち出す「気象観測気球」説を、ウェアリング氏は明確に否定する。その根拠は、米国の法律にある。 「米国の法律では、全ての気象観測気球には、観測機器(トランスポンダー)を入れた箱と、それを吊るす紐を取り付けることが義務付けられている。しかし、私が見た物体には、紐も箱も一切なかった」 さらに、物体がゆっくりと移動を始めたため、車で追跡すると、突如として時速120kmから190kmという驚異的なスピードで山の方へ飛び去ってしまったという。これは、気球の動きとは到底考えられない