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6: アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2025-11-18 13:24:51 OMPVG0082

千秋楽の安美錦戦に勝てば優勝決定戦進出の可能性があったが、素首落としにあっけなく黒星。それでも「気持ちのコントロールが前よりできるようになった。壁をぶん殴りそうになったけど、抑えましたから」と悔しさを押し殺し、ユーモアたっぷりに語った。12勝は横綱・白鵬と並び、優勝した横綱・日馬富士の13勝に次ぐ成績で、3度目の敢闘賞は文句なしの活躍ぶりだった。

 その後も長く幕内を務め、平成30(2018)年7月場所では約4年半ぶりに小結に返り咲いた。三役は小結を通算5場所務めたが、いずれも勝ち越しはならなかった。

 力士晩年は人気者の炎鵬にめっぽう強く、勝つたびに館内に大きなため息を響き渡らせたが、そんな"ヒール人気"もまんざらでもない様子だった。稀勢の里の綱取りが懸かっていた平成28(2016)年7月場所は10日目に顔が合い、立ち合い変化であっさり勝利。痛恨の2敗目を喫した人気大関を尻目に「"ザ・KY"って感じですね。ツイッター(現X)で検索したら批判だらけでした」と不敵な笑みを浮かべたこともあった。

 38歳で引退するまで16年あまりに及んだ現役生活は、真摯に相撲に打ち込んできた男の喜怒哀楽が濃密に詰まっている

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