「自分にもこんな能力があれば……」と羨ましくなるが、実際、共感覚はクリエイティビティと深い関係があるようだ。
オーストラリアで行われた大規模な調査によると、共感覚者の約24%がアーティスト、音楽家、建築家などのクリエイティブな職業に就いているという。一般人口におけるその割合がわずか2%未満であることを考えると、これは驚異的な数字だ。
音を色としてキャンバスに描いたとされる抽象画家のカンディンスキーも、共感覚の持ち主だったと言われている。異なるアイデアや感覚を無意識に結びつける能力が、彼らの豊かな想像力の源泉になっているのだろう。
「赤い音」「甘い数字」「痛い映像」。
私たちの脳は、現実をそのままカメラのように映し出しているわけではない。一人ひとりの脳が、それぞれのフィルターを通して「現実」をカスタマイズして創り上げているのだ。
...もっと見る もしあなたが次に音楽を聴いたとき、ふと「青い」と感じたら……それは気のせいではなく、あなたの中に眠る共感覚の扉が開いたサインかもしれない