ホオダレムクドリはクチバシ近くの頬の部分にオレンジ色の肉ダレがあり、この特徴が名前の由来となっています。羽根の色は黒ですが尾羽の先端部分のみは白色です
メスのクチバシは細長くてアーチを描いて下を向いていましたがオスのクチバシは短く、カラスやスズメなどの一般的な鳥のクチバシ同程度の長さでした。雌雄でこのようなクチバシの形状の違いがある鳥はホオダレムクドリ以外にはいないと言われており、一時は別種ではないかと考えられていたほどです
ホオダレムクドリの絶滅の原因はヨーロッパからの移民による羽根目的の乱獲や農業用の牧草地を作る為の森林破壊、オコジョやキツネなどの動物を移入してしまった事などが主な絶滅の原因となったとされています。絶滅年は1907年12月28日だと言われています。 雌雄のクチバシの形状の違いによってオスとメスで協力して別の餌を採って生き抜いてきたされるホオダレムクドリですが移民達が与えた多くの試練には打ち勝つ事はできませんでした