ヤクルトが、フィリーズ傘下2Aレディングから自由契約になった青柳晃洋投手(31)を獲得調査していることが24日、分かった。ポスティングシステムを使って1月にフィリーズとマイナー契約。メジャー登板はなかった。24年までの阪神在籍9年間では通算61勝を挙げ、22年には最多勝など投手3冠。前半戦を最下位で終えて補強期限が7月末に迫る中、先発候補として交渉を進める。
前半戦を借金22の最下位で終え、巻き返しを狙う「燕軍団」の水面下での動きが明らかになった。これまでも動向を注視してきた青柳がフィリーズ傘下2Aを自由契約になったことで獲得に向けた動きを本格化。補強期限が今月末に迫っていることから、今後は条件面を含めた交渉を加速させることになる
投手陣の不振が現在の低迷の大きな要因だ。チーム防御率3・56、331失点はともにリーグワーストと振るわず、目下の勝ち頭は4勝の吉村。6年目で初めて開幕投手を務めた奥川、下半身のコンディション不良の影響で出遅れたドラフト1位右腕・中村優はともに1勝止まりで、柱になる存在が確立できていない
野手陣に故障者が相次いだことも誤算だった一方、コンディション不良で2軍調整中の村上や右膝故障の長岡は1軍復帰が秒読みの段階まで来た。高津監督が常々「やはりピッチャーでしょうね」と課題を挙げるように残り60試合で立て直すためには投手陣の整備が不可欠。昨季までの阪神在籍9年間で通算61勝の実績を持つ青柳は補強ポイントに合致する存在といえる
青柳はポスティングシステムを使って1月にフィリーズとマイナー契約。開幕を3Aで迎え、6月には2Aへ降格するなど思うような成績は残せていないが、日本を離れてから日が浅く、セ・リーグ各球団の主力打者の特徴は熟知している。神宮球場での登板経験も豊富で、帰国してすぐに戦力として計算できるのは双方にとって大きなメリットだ
球団にとって実績のある先発投手の補強は悲願でもある。近年はオフに積極的にFA市場に参戦。23年は山崎(オリックス→日本ハム)、24年には石川柊(ソフトバンク→ロッテ)や福谷(中日→日本ハム)の争奪戦に敗れた。ラブコールを今度こそ実らせるためにも、誠意を伝えながら交渉に臨む構えだ